埼玉県こども動物自然公園「彩ポッポ」と呼ばれる汽車型のバス

f7.1 AE(1/800) ±0 AWB ISO1600 焦点距離 160mm
埼玉県こども動物自然公園はとても広いため、園内を「彩ポッポ」と呼ばれる汽車型のバスが走っています。お子さんにも大人気です。歩いていると独特の汽笛が鳴り響いてくるので、すぐにわかります。前から向かってきたところをまずは1カット。最近やってきた、「プーズー」という動物の名前がヘッドマークになっています。走ってくるところをバッチリ撮れました。

早いもので、2017年になってから1か月が過ぎてしまいました。今年最初の「オレため」は、ソニー 70-400mm F4-5.6 G SSM IIを取り上げます。このレンズは2013年3月に発売されています。決して新製品というわけではないのですが、昨年に登場したAマウントのフラッグシップ機である、α99IIに装着してみたらどう写るのだろう、それを試してみることにしました。

レンズ構成は12群18枚。三脚座とフードを装着すると約1650gにもなります。さすがにずっしりと重く感じます。重心バランスを整えるために、α99IIにはバッテリーグリップが必須といえるかもしれません。総重量は3kg近くになりますので、それなりの覚悟が必要になりそうです。さて、今回は埼玉県東松山市にある、「埼玉県こども動物自然公園」で撮影しました。このカメラとレンズを持って1日中動物園内を歩くのは、さすがにハードです。しかし、想像していたほど操作性は悪くありません。三脚座がコンパクトな形状の割にしっかりと掌に収まるので、指が自然とズームリングに添えられました。焦点距離の目盛りは、70、100、135、200、300、400の6つ。無理なくリングを回すと、70〜400mmまで、4回ほどで到達しました。ズームリングに親指と人差し指を添えたまま、薬指でピントリングを回すことも可能です。

操作に関して、カメラ側のレスポンスがもうちょっと俊敏だったら、というケースが複数回ありました。絞りダイヤルを回す速さによって、液晶の数字変化が追いつかないというものです。これはさすがに、ややストレスを感じてしまいました。AFは狙ったところにきっちり合ってくれますので、信頼性は高いといえるでしょう。α99IIのシャッターの感触はソフトなもので、柔らかな印象がありました。バッテリーグリップの縦位置レリーズボタンは、位置がとても良かったです。ホールドのしやすさにも貢献してくれそうですし、脇を締める効果もあります。

柔らかな光と木の影

f7.1 AE(1/1000) -0.3 AWB ISO1600 焦点距離 180mm

ふと横を見たら、柔らかな光と木の影が印象に残りました。動物園といえども、こうした自然の環境が多く残されています。ハイキングで歩いているような気分にさせてくれるところです。ピントは手前の木の下から生えている、緑の葉に合わせました。落ち葉の1つ1つまで、しっかりと解像しています。ソニーGレンズがもたらす、ふんわりとした柔らかい雰囲気。とても好みです。

マヌルネコ

f5.6 AE(1/400) -1.3 AWB ISO6400 焦点距離 330mm

最近SNSで人気急上昇中のマヌルネコです。全国的にも飼育している動物園は少ないのですが、ここには4頭が暮らしています。決して広いとはいえないスペース、オマケに室内なので、ガラス超しでの撮影です。反射を消すためには、こちらが動いて撮影場所を決める必要があります。暗いのでISOは6400まで上げました。気になるノイズもなく、安心して使えるレベルです。

小競り合いを始める2頭のマヌルネコ

f5.6 AE(1/200) −1.7 AWB ISO6400 焦点距離 110mm

2頭のマヌルネコがちょっとした小競り合いを始めました。激しく怒られているのか攻撃されているのか、片方のマヌルネコが上からかなり圧力をかけられているようです。そんなうろたえた表情を捉えることができました。動きのある連続したシーンでしたが、ピントは目元にきっちりと合っています。AFの捕捉力が大きく向上した、ソニー70-400mm G SSMIIのお陰だといえますね。

ヤブイヌ

f9 AE(1/640) -0.7 AWB ISO1600 焦点距離 210mm

こちらはヤブイヌです。おうちの前にしっかりと座っていて、きちんとお留守番をしているペットのような雰囲気でした。なので、できるだけ小屋の様子がわかるように、入口の穴を中心にして構図を作りました。真剣な眼差しで番をしているように見えるのですが、実はこのあとあくびしていました。明るいところと暗いところのディテールが、しっかり出たので良かったです。

シママングース

f6.3 AE(1/1600) -0.3 AWB ISO800 焦点距離 150mm

シママングースはガラス超しに見ることができました。顔を上げて凜々しい表情をしていますが、足元を見るとすっかり寛いでいます。手前の葉をボカして中央に配しました。シママングースがこのように撮影できる動物園は数少ないので、撮れたのはとてもラッキーでした。シーンを見つけてすぐに撮影体勢に入れたのは、それに対応できるソニーα99IIを持っていたから。ですね。

野生のシカ?これも、れ っきとした動物園の園内

f 6.3 AE(1/160) ±0 AWB ISO1600 焦点距離 210mm

山道を歩いていたら、野生のシカを見つけた ! というイメージで撮影しています。これも、れっきとした動物園の園内です。野性的な雰囲気を出すために、木の枝をいくつか画面に入れ込みました。左手前のボケている枝があることで、視界が狭くなり自然とシカに目線が向くと思います。いいシーンに出会えました。顔を上げてキャッチライトが入るタイミングを狙っています。

埼玉県こども動物自然公園の名物、カピバラ温泉

f8 AE(1/500) -0.7 AWB ISO2000 焦点距離 160mm

埼玉県こども動物自然公園の名物、カピバラ温泉。この日も14時からイベントが始まり、6頭のカピバラたちがのんびりと浸かっていました。大人気のコーナーなので、たくさんのお客さんが集まり賑わっています。それにしてもうまくできているもので、こっちを向いているのが3頭、あっちを向いているのが3頭と分かれました。こんな時、ズームレンズはとても便利です。

ISO感度は2000に上げていますが、 ノイズなどは感じません

f8 AE(1/400) ±0 AWB ISO2000 焦点距離 280mm

日差しがなくなり、やや陰った状態での撮影になりました。ISO感度は2000に上げていますが、ノイズなどは感じません。安心して使えるのはとても嬉しいです。温泉に浸かって微動だにしないカピバラを撮ってみました。鼻にご注目。半分以上が水面に隠れています。この状態で、どうやって呼吸しているのでしょう。なんとも不思議でした。真似してみようか。と思うけど。。。

レッサーパンダ

f6.3 AE(1/500) +0.7 AWB ISO6400 焦点距離 200mm

最後に寄ったのはレッサーパンダのところでした。気温が低いこともあり、活発に動いています。木を歩きながら、一休みしたところを狙いました。耳がピンと立っていて、くりくりした目元もいい感じです。ちょうど木に手を掛けているところでしたので、特徴的な鋭い爪も捉えることができました。70-400mm F4-5.6 G SSM IIの早くて正確なAFは、とても心強く被写体に向かうことができます。
α99II+70-400mm F4-5.6 G SSM II
ソニーα99IIに装着したところ。真っ白な70-400mm F4-5.6 G SSM IIはとても目立ちます。かなりの重量級レンズなので、バランスをきちんと保つためにも、バッテリーグリップを装着して使いたいです。ここのところミラーレスカメラを使う機会が多かったこともあって、さすがに重さを感じました。

以前、ソニーα99と70-400mmF4-5.6 G SSMを使ったことがあるのですが、コントラストがとても高くて驚きました。そのイメージを持ったまま使ったこともありますが、IIになってから色乗りが落ち着いた印象が強かったです。柔らかい雰囲気を残しつつ、ピントの合った周辺はコントラストも高めです。ただし、さすがに重くなりますのでブレ対策はしっかりと行う必要があります。今回は暗い場所での撮影もあり、テストの意味も込めてISO6400で撮影することもありましたが、特に大きなノイズを感じることもなく、実用には全く問題ないと感じました。表情や顔の位置がころころ変わる動物の動きにも、ちゃんと追従してくれるので助かりました。

■撮影場所
埼玉県こども動物自然公園
http://www.parks.or.jp/sczoo/
(2017年2月10日取材)

※撮影はJpeg、手持ちで行っています。クリエイティブスタイルはスタンダードに設定。

Photo & Text by 高山景司

SONY (ソニー) 70-400mm F4-5.6 G SSMII [SAL70400G2]

SONY 70-400mm F4-5.6 G SSMII [SAL70400G2]
http://www.sony.jp/ichigan/products/SAL70400G2/
2013年3月発売
レンズ構成:12群18枚
最短撮影距離:1.5m
フィルター径:77mm
質量:約1500g (三脚座別)
ご注文はこちら

「オレに試させろ!」
バックナンバーをご覧になりたい方はこちら