ハートとクローバーが機体に描かれていました

f8 1/1250 AWB ISO500 焦点距離 43mm
飛行機の写真を撮るのは、「オレため」でM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROをテストした京浜島つばさ公園(※)以来、2回目です。その時とは全く異なり、まさに目の前を飛行機が通過していくので大興奮 ! ものすごい迫力でした。最初はカメラで追うのにも苦労しましたが、慣れてくると面白い発見があります。これはハートとクローバーが機体に描かれていました。

今回のオレためは、いつもとは趣向を変えてお送りします。先日、オリンパスさんが社内向けの勉強会を企画してくれました。これこそまさに「オレため ! 」というわけで参加を希望させていただいたのですが、もともとオリンパスOM-D E-M1ユーザーです。E-M1MarkIIは触ると欲しくなりそうだったので、敢えてじっくり触っていませんでした。今回の主旨は、オリンパスOM-D E-M1 MarkIIの動体追従性能の体感と、プロカメラマンから飛行機撮影技術を学ぶこと。欲しくなるのは覚悟の上でしたが、それを踏まえても楽しい時間を過ごせました。

集合後、講師のプロカメラマン 小城崇史先生から撮影前講義を受けました。ここでカメラの基本操作や飛行機撮影のアドバイスをいただいて、設定もレクチャーしてくれました。といっても難しいことはありません。ISO感度、ホワイトバランスはオート。連写モードは静音での秒間18コマ撮影です。追従優先なのでC-AFを選択し、目安としてのシャッタースピードと絞りの組み合わせも教えてもらえました(1/1000、F8)。先生の作例が飾られていて、イメージが膨らんでいきます。あとは実際の現場でそれができるか、カメラは応えてくれるだろうか。そんなことを考えながら、休憩を挟んでいよいよ出発です。場所は東京都大田区にある、城南島海浜公園でした。バスを降りると、もう目の前に飛行機の姿が ! ! ワクワク度が上がりました。

AFは5点のゾーンに設定

f8 1/1000 AWB ISO200 焦点距離 150mm

講師の小城先生の指導により、AFは5点のゾーンに設定しました。枠内に飛行機をきちんと入れていれば、自然とピントが合い、あとはそのまま追従してくれます。捉えることができれば、あとはしっかり追うだけ。これは頼もしいですね。雲を突き抜けて出てくるように撮りたかったけれど、小さいとやや迫力に欠けるかも。攻撃を仕掛けてくる「蚊」のようなイメージでした。

スターフライヤーの飛行機

f9 1/1600 AWB ISO640 焦点距離 75mm

おお、シブい ! 黒い ! カッコイイ ! が第一印象。スターフライヤーの飛行機です。青空に黒い機体が映えますね。これで雲があると良かったのですが、欲は言いません。中望遠で機体の全体像を追ってみました。確実に撮れるようになったのはOM-D E-M1MarkIIのおかげ。城南島海浜公園は様々な飛行機が見られますし、繰り返し練習ができます。撮っていて楽しいです。

キャセイパシフィック航空の飛行機

f8 1/1000 AWB ISO250 焦点距離 150mm

マスクをしているようなこの風貌、キャセイパシフィック航空の飛行機です。今回の撮影を通じて感じたことですが、飛行機を正面から見た時の「顔」が、0系新幹線のそれに似ていると思いました。こんなことを考えながら、ファインダーの枠を合わせてシャッターを切っていたわけですが、それでもちゃんとピントを会わせてくれるOM-D E-M1 MarkIIでした。お見事です。

下から狙うとサメみたいでカッコいい

f8 1/1250 AWB ISO400 焦点距離 70mm

動物園の撮影ではとにかく大きく、アップを撮ることが好きなのですが、飛行機では面白いことに、その逆を狙うことが多かったです。。。というのは全くの言い訳でして、アップを狙えば狙うほど、フレームに入れるのが難しくなります。先頭付近だけ狙うとぬぼ〜っとした感じになるので、翼は入れたい。そこで、下から狙うとサメみたいでカッコいい! という結論になりました。

デルタ航空の飛行機

f9 1/1600 AWB ISO800 焦点距離 40mm

デルタ航空の飛行機です。下から狙おうとしたらお腹に文字が書いてあるのを発見したので、やっぱり面白いなぁと思って狙いました。エンジンのところも青く塗られているのですが、これがどうしてもボクシンググローブに見えてしまいます。垂直尾翼に描かれているマークが見えなかったのは残念ですね。青空を舞うカブトムシのようなイメージを抱きました。なぜだろう。

曇の間を突き進むような雰囲気

f8 1/1250 AWB ISO320 焦点距離 60mm

曇の間を突き進むような雰囲気があります。ちょっと斜めになっているのがそう感じさせるのでしょうか。画面に雲が入ると印象が変わります。尾翼に描かれた「JAL」の赤いマークは青空によく合いますね。M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのAFも、高性能でした。

ジンベエジェット

f8 1/1250 AWB ISO400 焦点距離 57mm

これはジンベエジェット。沖縄美ら海水族館と日本トランスオーシャン航空(JTA)のコラボによって誕生しました。ジンベエザメがデザインされて、青空を悠々と泳いでいるように見えます。お腹にはコバンザメの姿も描かれていました。どことなく、表情も笑顔のように見えるから不思議なものですね。これは乗るだけではなく、写真を撮るのも楽しい飛行機だと思います。

翼の形 がカブトムシやクワガタを連想させるのです

f9 1/16000 AWB ISO500 焦点距離 40mm

目の前を通り過ぎたあとの姿を捉えたかったので、引き気味に狙ったカット。これまた、翼の形がカブトムシやクワガタを連想させるのです。先端が鋭利に尖った主翼がとても印象的でした。なんだかとても強そうです。こうした動きにもOM-D E-M1 MarkIIは対応してくれました。

画面で飛行機を追っていたら、突如鳥がフレームに入ってきました

f8 1/1000 AWB ISO250 焦点距離 150mm

画面で飛行機を追っていたら、突如鳥がフレームに入ってきました。不思議なもので、なぜかその鳥にピントを合わせています。ちょっと面白い競演になりました。鳥にとっては、飛行機ってどのように映るのだろう、どのように認知しているのだろう。そんなことを思っていました。

OM-D E-M1 MarkIIにM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
OM-D E-M1 MarkIIにM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを装着したところ。連写性能やAF追従の良さはたっぷりと味わうことができました。その性能は、しっかりカメラを持ってこそ生きるものといえるでしょう。それを裏付けるような、大きくなったグリップにも注目したいです。とても持ちやすくなりました。触ったら欲しくなるとは解っていたけど、やっぱり頼もしい1台ですね。愛機OM-D E-M1に大きな不満はないのだけど。。。うーん。困ったぞ。

天気は暑いくらいの快晴です。もう、自他共に認める雨男は卒業していいかもしれませんね。いい雲も出ていたし、早速場所を決めて撮影を開始しました。レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを使っています。雲の間からたくさん出てくる飛行機をずっと追い、シャッターを切り続けました。遠くに見える時は雲と絡めて、近くにやってきたら迫力のある姿を捉えよう、そう考えていましたが、実際はとても難しいです。特に、大きく迫ってくる近距離撮影では、ファインダー内に飛行機をしっかり捉えることが重要になります。ところが、これがなかなか思い通りにはなりません。考えたらダメだと思い、とにかく一生懸命画面に入れて撮ろう、そう目標を変えてもうまくいきませんでした。でも、失敗しても楽しいんですね。なぜだか、写真を見て笑ってしまうほどでした。

こうして2時間ほど撮影を経験し、撮った枚数はなんと1,550枚です。1度の撮影でこんなに撮ったのは初めてでした。そして、長い時間望遠レンズを装着して飛行機を手持ちで追っていたけど、意外と疲れを感じることもなかったのです。軽さはやはり、とんでもない武器になります。それを大いに感じ、そして「勉強会」なのにすっかり楽しんでしまいました。その結果。やっぱり欲しくなっちゃいました。

■撮影場所
城南島海浜公園 http://seaside-park.jp/park_jonan/
(2017年5月11日取材)

Photo & Text by 高山景司
※撮影は手持ちで行っています。ピクチャーモードはNaturalに設定。

※「オレため M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROの記事はこちら

OM-D-E-M1-Mark-II

オリンパス OM-D-E-M1-Mark-II

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO