こんばんは!担当:Kです。

Peak Design (ピークデザイン) の携帯性に優れた三脚 トラベルトライポッドカーボン のレビューです。

Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン は、三脚本体の無駄を徹底的に省いた事で、驚くほどの小型化を達成したトラベル三脚です。

Peak Design (ピークデザイン) の製品である事を主張するケースが付属します

Peak Design (ピークデザイン) らしいクールなデザイン、機能性はオリジナリティに溢れ、使い易いものです。

又、独特な構造でコンパクトさに貢献している雲台、センターポール内に収納されたスマートフォンアダプター、足の内側に留められた工具など、Peak Design (ピークデザイン) 独自の機能や工夫が多くみられ、小型化に一役買っているとともに、三脚だけを持っていれば完結するスマートさに繋がっています。

デザインの大きな特徴の一つが雲台です。

一般的に雲台は、センターポールの上のプレートに固定されるものですが、Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン は、センターポール上部のボールをプレートが抱え込むようなデザインとなっており、三脚の小型化に大きく寄与しています。

雲台部分の高さが通常の半分以下しか無い事が、コンパクト化に大きく寄与しています

よく見るトラベル三脚は、足の部分をひっくり返して、雲台部分を足の内側に入れる事でコンパクト化を図っていますが、これだと三脚を使用する際、いちいち足を通常位置に戻す必要があり、少し面倒でした。

Peak Design (ピークデザイン) はこの問題を、雲台を極端に低くデザインする事で解決しています。

ケースから出して、少しセンターポールを挙げるだけで撮影準備が完了する Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン は、こういった煩わしさはありません。

 Peak Design (ピークデザイン) トラベル トライポッド 販売ページ

一見華奢に見えるロック部分だが、力をこめなくてもがっちり止まります

雲台とプレートのロックは上下二段になったロックリングで行い、小さな力でがっちりと止まります。

どっちがどっちかわからなくなりそうですが、プレートの固定リングにはフィンガーグリップが付いているので、手探りでもわかり易くなっています。勿論リングを緩めるだけでなくの、脱落防止ピンを押さなければカメラは外れないので、安心です。

ちなみに、プレートはアルカスイス規格で、Peak Design (ピークデザイン)製を使用する事は勿論、一般的なアルカスイス規格のプレートやアクセサリーを使用する事が出来ます。

デザイン上のもう一つの特徴が、パイプの形状です。

カーボンらしいエッジの効いた形状は、3本の足を閉じて一束にした際に出っ張りの無いスリムな収納を達成するとともに、パーンした際のねじれがある程度抑制される事が期待出来そうです。

Peak Design (ピークデザイン) らしい非常に美しいデザインです。

段数は5段で、全伸高は152.4cmとアイレベルを確保出来ながら、収納サイズは39.1cm × 径7.9cmと非常にコンパクトです。

パイプのデザインに合わせたレバーは、強い力が必要無いにもかかわらず十分なロック能力を発揮し、耐荷重は9.1kg と望遠ズームにも対応出来るレベルなります。

個人的にレバータイプがあまり好きではありませんが、Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン のそれは、思った以上に使い易く、レバータイプのロックを少し見直しました。

足の隙間にpdのロゴ入り工具が巧みに収納されています。

工具は、足の取り付けネジを増し締めする六角レンチと、カメラ取付プレートのネジ抜き差し、及びセンターポールの分割に使うものです。

いずれもよく使う工具なので、常に三脚と一緒に持ち運べるのは便利です。

ちょっとわかりずらいのはセンターポールの分割方法です。

雲台に隠れている、ボール頭頂部の穴に工具を差し込んで、内部のネジを外す事で分割を行います。

こういった工具は、三脚以外ではあまり使わないと思うので、三脚に取り付けて持ち歩けるのは合理的な考えだと思います。

スマホを固定する為のホルダーが付属します。

このクラスの三脚で、スマホを固定して撮影する人がどのくらいいるかは微妙ですが、何かの時に便利なアクセサリーです。使用は、アルカスイス規格の取り付けがあれば装着出来るようなので、この部分だけ購入しておいて、手持ちの三脚で活用する手もあります。

又、その収納場所もユニークで、センターポールの中に収納されています。

上図のように、センターポール下部のフックの上の三角形の部品を引っ張り(①)、同部品を回転させると蓋が外れて(②)、蓋の磁石に引っ張られて中のスマホホルダーが出てきます。

最初はちょっとコツがいりますが、何度かやって仕組みを理解すれば簡単です。

逆に収納はフック部分を持って、フックを押し込みながら回すとロックがかかる仕組みです。出すときは三角形の部品を、しまう時はフックを持って行うのがポイントです。

こんな小さなパーツにも、Peak Design (ピークデザイン) のpdのロゴが入るところが、高級メーカーらしい心憎い演出です

おまけ

先に書いた通り、Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン のカメラ取付部分は、アルカスイス規格のプレートになっていますので、プレートが装着出来るパーツだったら、カメラ以外にも取り付けが可能です。

以下は、メーカーからは推奨されない使い方かもしれませんが、やってみたら思いのほか使い勝手が良かったので、ご紹介したいと思います。

私のように動画がメインだと、三脚には一般的に、 雲台を水平にセットする為の レベラー → ビデオヘッド の順に載せるのが普通だと思います。

そこで Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン の自由雲台部分をレベラーに見立てて、その上にアルカスイス規格のプレートを介して、ビデオヘッドを載せてみました。

大型のヘッドや、重いものを載せるには心もとないですが、今回使ったジッツォのG2180くらいのビデオヘッドや中望遠くらいまでのレンズなら問題無さそうです。

又、私は頻繁に使う雲台を変えるのですが、アルカスイス規格のプレートがあれば、雲台部分もスピーディーにスマートに変更出来るのも便利でした。

写真は、個人的に世界一使い易い自由雲台と思っている梅本製作所の自由雲台を装着した例です。

1つの三脚で2つの雲台を使い分けながら使用する場合、プレートのロック機構が素早く出来る事が、撮影の効率を上げてくれていると感じました。

Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン の自由雲台は、90度真上を向ける事も可能です。

ボールを抱え込む部分が3つに分かれている構造から、一般的な自由雲台のように真上を向ける場所を探すのも簡単で、使い易い構造です。

上の写真では、先ほど装着した梅本製作所の自由雲台を取り付けていますが、このように別の自由雲台を併用すれば、真下を向ける事も出来るので、マクロ撮影などで使えるかもしれません。

◇◇◇◇◇

最後に注意点を2つ。

一つは付属の工具が、三脚の足を持ったさいに指が下から当たって落下しやすい点です、別売でも手に入りますが、結構高額なので注意です。

もう一つは、5段という段数の多い三脚なので足の一番下はかなり細くなる事です。頑丈な三脚だとは思いますが、トラベラー三脚であることはわかって使うべきで、条件によっては一番下の段は使わない等の工夫が必要だと思います。

まとめ

Peak Design (ピークデザイン) トラベルトライポッドカーボン は、コンパクトで軽量という事だけでなく、操作性までよく考えられた使い易い三脚だと思います。

個人的に足をひっくり返して使うトラベラー三脚に、セッティングの煩わしさを感じていたので、それが不要というだけでも購入意欲が湧きました。

欠点は良くも悪くも Peak Design (ピークデザイン) の製品だという事で、デザインがや使い勝手が他メーカーとは一線を画す秀逸なものである事と引き換えに、価格が高く、使い方の独自性に慣れる必要があるという事だと思います。

良くも悪くも応用が利かないので、プロカメラマン用というよりは、1つの製品を長く使うハイアマチュア向けの製品だと思います。

価格にしりごみするなら、290gほど重くなりますが、大きさや機能は変わらないアルミモデルを選択すれば、4万円弱低価格になり、いくらかリーズナブルです。

 Peak Design (ピークデザイン) トラベル トライポッド 販売ページ

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