こんばんは!担当:Kです。

先日新発売となった、SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art のレビューです。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art 商品写真①

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art 新品販売ページバナー

SIGMAのミラーレス専用設計の、新レンズシリーズの大口径単焦点レンズです。プロダクトラインは Art 、ミラーレス用としてはかなり大柄なレンズです。これまでの SIGMA の超高性能レンズの設計コンセプトを受け継いだレンズと思われます。

先日テストした 45mm F2.8 DG DN | Contemporary のコンパクトさと対局をなすレンズで、今までの一眼レフ用の Artシリーズの血統を、最も色濃く受け継ぐレンズと言えるでしょう。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art 商品写真②

個人的に1/3段クリックの絞りリング(しかもクリックはキャンセル可!)の搭載もかなり嬉しいです。

今後はこれがスタンダードになるといいなと思います。

実写テスト

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真①

SONY a7RIII 1/1250 f1.2 ISO100 露出補正±0

まず 35mm F1.2 DG DN | Art が、SIGMA初の開放f1.2のレンズという事に驚きました。

イメージとしては、もっと早くf1.2のレンズをラインナップしていてもおかしくないメーカーな気がしますが、何か事情があったのでしょうか。素晴らしく高性能なレンズを作り出すメーカーですが、取り組む必要が無い、と思えばきっぱりと作らない割り切りの良さもあるメーカーなので、なにがしかの事情があるのでしょう。

広角35mmとは言え、開放f1.2となると、素晴らしく大きなボケを楽しめます。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真②

SONY a7RIII 1/400 f1.2 ISO100 露出補正-0.3

ちょっとCDのジャケット風写真にしてみました。

時間帯が夕方だったせいで、全体的に暖かい色かぶりがあった事と、35mmというナチュラルな画角ながら開放f値は1.2で、写真らしい大きなボケが楽しめるレンズが、そんな気分にさせてくれたんだと思います。

SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art は、名前にArtと付くだけあって、ファインダーを覗いた瞬間から、アートな気分を盛り上げてくれるレンズです。

※一部画像処理(暗部を明るく調整)

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真③

SONY a7RIII 1/100 f1.2 ISO100 露出補正-1.7

路地裏に、あまり元気のないひ弱な感じのひまわりが。

ひまわりと言えば、山梨県の「明野」が有名で、広大なひまわり畑でダイナミックな写真が撮れる、おススメの撮影地ですが、都会の路地裏にひっそりと、はかなく咲くひまわりもそれはそれで魅力的です。背景を黒く落として、黄色を引き立たせたかったので、露出補正を大きくマイナス側にして撮影しました。

花に合ったピントが葉にはもう合っていません。ちょっとしたスナップこそ、表現の幅が大きくなる大口径の単焦点レンズがその実力を遺憾なく発揮します。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真④

SONY a7RIII 1/40 f1.2 ISO125 露出補正±0

夏らしいさわやかな柄のスカートをはいた少女。

ではなくて、実はアパレルショップの店頭に飾ってあるマネキンです。

このカットは周辺光量の補正をOFFにして、撮影しましたが、周辺部に向かって自然に周辺光量が落ちて、クラシックな写り方になります。

拡大して解像感を見てみます。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真④拡大

ありえません。

ここまで見事にカメラの解像力がレンズのそれに負けるのを見るのは、久しぶりです。

今回、テストカメラはお馴染みのSONY a7RIIIを使用しましたが、 SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art のテストには既に発表されている6100万画素のモンスターカメラ「a7RIV」が相応しいようです。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真⑤

SONY a7RIII 1/50 f1.2 ISO100 露出補正±0

古いフォルクスワーゲンがとまっていました。つややかに光るボディから、オーナーの方がこの車を愛しているのが見て取れます。

薄いベージュのクラシカルなカラーが、宵の口のやわらかな光に映えます。

SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art の、ピント部分のシャープな描写が車の丸みを帯びたボディの曲線を、美しく大きなボケが背景の暑い夏の情景を、それぞれ情緒たっぷりに切り取ってくれました。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真⑥

SONY a7RIII 1/400 f1.2 ISO500 露出補正±0

まだ宵の口ですが、日曜日という事もあって、飲み屋街は大盛況です。

暑い中、外でキンキンに冷えたビールを飲むのは最高の気分でしょう。こっちはネクタイにワイシャツを腕まくりして、暑い中必死でシャッターを切っているのにいい気なものです。

と、愚痴っても仕方がないので、テスト撮りを続けます。

SIGMA (シグマ) 35mm F1.2 DG DN | Art テスト写真⑦

SONY a7RIII 1/400 f1.2 ISO400 露出補正-0.3

ふと路地の中から空を見上げれば、宵闇迫る空が美しい青に染まり、汗だくでシャッターを切る私をあざ笑っているかのようです。

「そんなに根詰めてファインダーを覗かなくても、世界はこんない綺麗だぜ!」

「空よ、お前は自分を美しいと思ってるかもしれないが、ファインダーを通した世界は、もっともっと綺麗だぜ!このレンズについている「Art」の称号は伊達じゃぁないんだぜ!」

と、負け惜しみ半分に言いつつ、汗だくの体を引きずりながら撤収しました。1時間ほどの撮影でしたが、今回もSIGMAの素晴らしいレンズのおかげで、撮影を堪能出来ました。

まとめ

一般的に、ショートフランジバックでレンズを設計出来るミラーレスカメラは、高性能なレンズを設計し易いと言われます。

もともと高性能なレンズを設計するメーカーが、より高性能なレンズを設計し易いショートフランジバックのレンズを設計すればこうなる、というわかりやすい結果が、テストにも現れました。

ありえないレベルの高画質です。

正直言って、使う前レンズを手にした時には、ミラーレス用とは思えない大きさ重さのレンズに、多少辟易する部分はあります。が、ファインダーを覗いて、実写データを見て、全てに納得しました。

なんだかSIGMAのレンズをテストすると、いつもこんな事を言っているような気がします(過去のSIGMA記事)。撮ればわかる。

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