こんばんは!担当:Kです。

先日レビューした「KAMLAN (カムラン)→KAMLAN (カムラン) レンズ レビュー 記事」に続いて、低価格なマニュアルフォーカスの単焦点レンズ「七工匠(しちこうしょう)」のレビューをお届けしたいと思います。

当店で扱い始めたミラーレスカメラ用レンズは、「7.5mm f2.8 fish-eye」「12mm f2.8」「25mm f1.8」「35mm f1.2」「35mm F2」「55mm f1.4」の6種類で、フォーカスはマニュアル、センサーサイズは全てAPS-Cカメラまでです。 35mm f2 はフルサイズ対応、それ以外のレンズはAPS-Cまでとなります。

KAMLANの50mm f1.1ほど尖ったスペックのレンズはラインナップにはありませんが、幅広くラインナップが用意されています。

サードパーティー製のレンズが少ない、FUJIFILMのXマウントがあるのも魅力です。

七工匠(しちこうしょう) レンズ 新品販売ページバナー

製品

安い=作りの悪いチープなレンズでは、写真を撮るモチベーションが上がりません。

「7Artisans (七工匠) 35mm F1.2」はコンパクトな為、α6400とのデザインもバッチリです。写真でもわかるとおり、コーティングは良くありませんが、これがこのレンズの写りの個性を生み出す一要因になっていると思われます。

しかし、七工匠(しちこうしょう)のレンズはそんなことはありません。安いので、絞りのクリックが無いなど、省くべきものは省かれていますが、ヘリコイドの操作感や、絞りの動きはしっかりしています。

「7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II」もフィッシュアイレンズとしては非常にコンパクトです。価格まで含めて、一本持っていてもいいレンズだと納得出来る写りです。

鏡筒は金属製で、しっかりした作りです。「高級感がある」と言えば嘘になりますが、安っぽくは無いと思います。

7Artisans (七工匠(しちこうしょう)) 新品販売ページ

実写テスト

今回の実写テストではフィッシュアイレンズ「7.5mm f2.8 fish-eye」と、標準レンズ「35mm f1.2」の2本を、α6400に装着して行いました。

KAMLANのレビューでも申し上げましたが、レンズの性能は価格に比例するのが常です。よって、この価格帯のレンズでは、性能の悪さを個性と捉えて、どこまで楽しめるかがカギになると思います。

結果は想像以上でした。

7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II

7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II テスト写真①

シロツメクサを地面スレスレで撮影していたら、丁度自転車に乗った人が通過したので、シャッターを切りました。

最近接での撮影ですが、背景に動きのある被写体が入り込み、思わぬラッキーでした。超広角のフィッシュアイレンズならではのハプニングだったと思います。

程よい周辺光量落ちがあり、予想どおりレトロな雰囲気の写り方です。

7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II テスト写真②

アマゾン川の奥地で撮影、スコールが降って来そうな雰囲気です・・・が、撮影場所は日本の多摩川です。フィッシュアイレンズは空を入れると、雄大な雰囲気が出ていいようです。

左下にかわいくゴーストが入りました。現代の日本のレンズで、この程度の逆光線でゴーストやフレアがハッキリと出る事はまずありません。

本来レンズの良し悪しでは「悪い」とされてきた事を評価するのもなんですが、期待どおりの写りです。

7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II テスト写真③

アマゾンの次は、サバンナの早朝、オアシスの中で撮影した雰囲気です・・・が、やっぱり日本の多摩川です。

久しぶりにフィッシュアイレンズを使いましたが、アングルを工夫するだけで、表現が大きく変化するので、色々考えながら撮るのが楽しいレンズでした。あまり高額だと困りますが、このくらいの価格だと、買い易くて助かります。

拡大して解像感を見ます。

7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II テスト写真③拡大

f8程度まで絞った画ですが、思ったより細かく解像しています。パープルフリンジやゴーストは仕方ないとして、少し絞れば解像感はまあまあのようです。

広角レンズでは稀に、中心部と周辺で色ズレが出てしまう事がありますが、今回のテストでは、そういった事はありませんでした。

7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II テスト写真④

SONYのピクチャーエフェクト「トイカメラ」をあてて撮影しました。

レンズ単体でも周辺光量落ちはありますが、やはりエフェクトの方がわかり易く表現出来ます。

作った写真を嫌がる向きもあるようですが、せっかくのデジタルですし、どんどん遊んでみるのも楽しいと思います。七工匠(しちこうしょう) はそんな、肩の力を抜いて撮影したい気分にさせてくれるレンズです。

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2 テスト写真①

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2 は、さらに個性的なレンズです。

先日のKAMLAN 50mm f1.1でもそうでしたが、AWBで撮っているのにカラーバランスが少し変わってしまうくらいレンズが個性を主張して来ます。念のため申し上げておきますが、ピクチャーエフェクトやピクチャープロファイルはOFFに設定してあります。

ボケも非常に個性的で、良い悪いだけでは決められない、独特の雰囲気があります。

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2 テスト写真②

ボケの感じや、レンズの眠さを活かしたくて、露出は気持ちオーバー目にして撮るようにしました。

高性能で名高いSONYのデジタルカメラが、一変、急にフィルムライクな雰囲気に変貌します。

撮っていてとても楽しいレンズです。

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2 テスト写真③

開放f1.2ですので、被写体との距離があってもボケを十分大きくとる事が出来ます。いわゆる「ぐるぐるボケ」と言うのでしょうか。ピントの合った中心に対して、周辺に同心円状のボケが見て取れます。

個人的には、露出を少しオーバー目にして、色を抜いてあげた方が、レンズの個性がより生きると感じました。

七工匠(しちこうしょう) は、そのあたりの付き合い方を考えながら撮るのも楽しいレンズです。

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2 テスト写真④

カメラを構える位置を調整して、ゴーストの出る位置を変えながら撮りました。

最近の国産のレンズで、こんな虹色のゴーストが入るレンズがあるでしょうか?高性能なレンズの写りを見慣れてしまった目としては、とても新鮮です。

実は、ヘリコイドや絞りの操作感は悪くないので、面倒なマニュアルフォーカスでも使い易い部分も見逃せません。

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2 テスト写真⑤

小川に散った花が大量に溜まっていました。

どこかしらアジアな雰囲気に撮れました。七工匠 のレンズはどこか異国で撮った風な写りに感じました。

拡大して写りを確認してみます。

7Artisans (七工匠) 35mm F1.2 テスト写真⑤拡大

先ほどの 7Artisans (七工匠) 7.5mm F2.8 Fish-eye II と違い開放での描写ですが、かなり眠いです。

裏を返せば、柔らかく、優しい、クラシックな描写、という事ですので、レンズの個性を利用した、色々な使い道がありそうです。

まとめ

先日のKAMLANに続いて、超個性派レンズシリーズの紹介ですが、個人的に完全にはまりました。凄く楽しいです。

又、テスト撮影中に、RECボタンを押したくなったのが、一度や二度ではありませんでした。動画で使ってみたい!絞りのクリックが無いのも動画ではプラスの機能となります。

動画では「フィルムライク」という言葉がちょっとブームですが、レンズでここまでフィルムライクに写せるのは非常に魅力です。ゴーストが出る事で画に動きが出るのも、動画用レンズとしてはプラスに作用すると思います。

新しいレンズですが古い、古い写りですが新しい表現の可能性を秘めたレンズだと感じました。

七工匠(しちこうしょう) レンズ 新品販売ページバナー
査定額を調べるリンクバナー

楽々キット申し込みリンクバナー