こんばんは!担当:Kです。

先日、RICOHより発売となった GR III を早速使ってみました。

センサーの高画素化、高感度特性の強化、手振れ補正の採用など、正当に進化したGRの最新機種をポケットに突っ込んで、朝に夕に撮影を慣行しました。

RICOH IMAGING (リコーイメージング) GR III 新品販売ページ

実写テスト① 日中

RICOH GR III レビュー写真①

1/1000 f2.8 ISO100 露出補正+0.7

すっかり春の陽気となり、テスト撮影が楽しい時期になってきました。梅を皮切りにこれからは菜の花、桜、桃など、色とりどりの草花が咲き始めるので、被写体にも困りません。

朝一番、最初の一枚は菜の花になりました。近接撮影ですがピントが迷う事も無く、快適に撮影出来ました。

いきなりですが、高性能になったレンズ、センサーの実力を見る為に少し拡大してみます。

RICOH GR III レビュー写真①拡大

非常に高性能なレンズです。

シャープでありながら立体感のある描写はさすがGRです。一般的に難しいとされる黄色も、ひと昔前であればバンディングが起きてもおかしくないようなシチュエーションですが、諧調がしっかりあるリアルな描写となっており、映像エンジンのレベルの高さが伺えます。

GRシリーズのカメラをじっくりテストするのは、実は今回が初めてなのですが、のっけから性能の良さに唸らされる結果となりました。

RICOH GR III レビュー写真②

1/60 f2.8 ISO100 露出補正+0.7

日中、お客のいない飲み屋街はスナップには持って来いのロケーションです。最近のワインのラベルは、色々なデザインがあって面白いですね。CDを買う際の「ジャケ買い」と同様に、ワインの「ラベル買い」も面白そうです。

被写体を探す→「お!」と思った瞬間→ポケットからサッとカメラを取り出して起動→フォーカスポイントをタッチパネルで設定して→レリーズを切る。そんな撮影の流れがGR III はとても気持ち良く出来ます。

「究極」のスナップシューターが「至高」の撮影タイムを提供してくれました。

RICOH GR III レビュー写真③

1/30 f2.8 ISO100 露出補正-1.0

高度に開発された都市にも、どこか懐かし、古い場所がちょっとは残っているものです。最近、テスト撮影を街中で行う事が多いのは、そんな被写体探しが楽しいからかもしれません。写真の楽しみの一つは被写体探しなのかもしれませんね。

ここは、大きな商業ビルの裏通りです。コンクリートで固められたビルのすぐ横に、薄い板塀に囲われた建物があるのが不思議な感じですが、都内にはこんな場所が沢山あります。なんということはない板塀にぬくもりを感じるのは、人が無意識に自然を求めているからなのでしょうか。

黒っぽい板塀を、 GRIII が趣ある雰囲気に切り取ってくれました。

RICOH GR III レビュー写真④

1/800 f2.8 ISO100 露出補正±0

思い立ったら気軽に撮れる。それでいてクォリティはトップクラス。

それが GR III の存在意義の一つだと思ったので、撮りたくなったら必ずカメラを出して撮るように心掛けました。「必ずシャッターを切るしばり」でのテストです(笑)。

気軽に撮るなら今はスマホの時代ですが、それに負けないくらいの手軽さを発揮してくれました。

実写テスト② 夜間

さて、手振れ補正が搭載され、最高ISO感度が102400となったGRIIIは、いままで以上に活躍のフィールドが広がったはずです。今回の進化で、特に向上したであろう低照度下での性能を見たくて、夜間のスナップに出かけました。

RICOH GR III レビュー写真⑤

1/30 f2.8 ISO5000 露出補正±0

普段見慣れた橋も、高感度に強いデジタルカメラで撮影すると、幻想的で美しい風景に変貌します。

ISO感度は5000で、ノイズの発生もみとめられますが、写真全体としてのリアリティにはまだ余裕があるように感じます。ノイズを除去するのではなく、ノイズを無理に除去しないで残しつつ、画として成立するようなチューニングのようです。

夜間の撮影では、若干AFが迷いました。低照度下でのAF限界は、残念ながら高くない様ですので、明るい場所を見つけてフォーカスするなどの工夫が必要です。

RICOH GR III レビュー写真⑥

1/30 f2.8 ISO640 露出補正±0

狭い路地の中は小さな料理屋や飲み屋がぎっしり。入店したいのをグッとこらえてシャッターだけ切りました。

このくらいの明るさがあればAFも日中同様キビキビと合焦してくれます。色とりどりの人口光をGR ENGINE 6が、いい雰囲気に写し取ってくれました。神隠しに合いそうな雰囲気です。

路地を一歩入ったら、そこで試合終了なので、グッとこらえて場所を変えます。

RICOH GR III レビュー写真⑦

1/30 f2.8 ISO32000 露出補正±0

真っ暗な公園の池を、高感度で狙いました。

限界近い、ISO32000で撮影していますが、この大きさで見てもノイズがかなり出ているのがわかると思います。中途半端でなければ、ノイズだらけの写真にもそれはそれで趣があって好きです。

敢えてノイズを出したければ、ISOは25600以上を選択すればいいようです。

RICOH GR III レビュー写真⑧

1/30 f2.8 ISO800 露出補正-0.7

はい!最後は結局酒場に入ってしまいました。見る人が見れば、コップの日本酒が純米吟醸、しかも原酒である事がわかると思います。さすが GR III の描写力です・・・(嘘です、写真だけでそんな事がわかるはずがありません、すみません)。

冗談はさておき、いい味のレンズです。蛍光灯に照らし出された安っぽい机の質感、並々と注がれた日本酒のトロ味、テーブルの向こうで話し込むサラリーマンとおぼしき人影・・・うらぶれた、それでいてどこかあたたかい酒場の雰囲気を上手く写し撮ってくれたと思います。日本酒の香ばしい芳香が漂って来そうです。

さて、カメラをDOMKEにしまって、撮影につきあってくれた友人とカメラ業界の未来とわが社の行く末について、真面目に語り合いましょう(すみません。また嘘をついてしまいました)。

まとめ

今回初めてGRをじっくり使ってみて、とても付き合い易いカメラだと思いました。上手く撮りたいという意気込みと、気軽に撮りたいという手軽さを、どちらもうまく受け止めてくれる、ふところの深いカメラです。

新しくなったメニュー画面も、とっつきやすく使い易いと感じました。個人的には少しコンパクトになったデザインも、前のGRより好きです。

いつでもどこでもポケットに忍ばせておいて、思った時に素早くシャッターを切る、まさに看板に偽り無しの、究極のスナップシューターだと感じました。

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