こんばんは!担当:Kです。

本日(2019.2.19)よりFUJIFILMのミドルグレードのミラーレス一眼「X-T30」の予約が開始となりました。

FUJIFILM (富士フイルム) X-T30 関連予約ページ

 

FUJIFILM X-T30 製品写真①

位置づけは上位機種X-T3と同等画質の、小型、軽量モデル(その分一部機能の省略)という事になるかと思いますが、小型、軽量以上に、むしろ同等画質で低価格である事に価値を見出すユーザーの方が多いんではないかと思います。

X-T20から進化したポイントとX-T3との共通点を中心に特徴を見ていきたいと思います。

センサー

センサー、映像エンジンは上位機種のX-T3と同じく2610万画素の、Xシリーズの第4世代センサー「X-Trans™ CMOS 4 & X-Processor 4」ですので、画質は同じと考えていいと思います。

FUJIFILMでは、以前から、世代が同じなら同じセンサー&映像エンジンが採用されるケースがほとんどなので、今回も同様のコンセプトの製品のようです。

X-T3のリアリティのある描写性能は高い評価を得ていますので、同等の画質でさらに小型、軽量、安価という事は、ユーザーとしては嬉しい限りです。

AF測距エリアもほぼ100%で同等になります。

FUJIFILM X-T30 製品写真②

ETERNA

今回、画期的なのは、上位2機種にしか採用されていなかったフイルムシミュレーション「ETERNA(エテルナ)」モードが、初めてミドルグレードのカメラに採用された事です。

本来は、動画用アーカイブフィルムであるETERNA(エテルナ)ですが、動画での使用は勿論、独特のカラーバランスや諧調再現性は、スチル写真で使用しても味わい深く、一定のファンを獲得しているようです。

ETERNA(エテルナ)モードの採用は、X-T30がミドルグレードカメラとしては初めてです。動画撮影時、最高200Mbpsの高い転送ビットレートを達成している事からも、FUJIFILMが動画性能も重視している事が伺えます。

操作性

FUJIFILM X-T30 製品写真③

ボタンの配置や、タッチパネルの採用など、おおまかな部分は前機種X-T20と類似した部分が大半ですが、X-T30では、背面に8方向レバー(ジョイスティック)が追加されました。

AFの測距ポイントの選択にとても便利なジョイスティックの採用は、ほぼ画面の100%をカバーする測距範囲を活かす為にも、重要なポイントだと思います。

私も、AF測距点の移動について、現時点では最も使い勝手のいい方式だと思っています。

FUJIFILM X-T30 製品写真④

ファインダー/モニター

残念ながら、ファインダー、モニターについてはX-T20と大きな進化はなく、ファインダー:236万ドット/モニター:104万ドット 、倍率は0.62倍となっており、数値上のスペックは同じとなっています。

上位機種のX-T3は、ファインダー:369万ドット/モニター:104万ドットですので、ファインダーについては価格分の差はあると言えそうです。

FUJIFILM X-T30 製品写真⑤

防塵防滴

昨今のフラッグシップ機には、当たり前のように採用されている防塵防滴構造ですが、X-T30はグレード相応で、防塵防滴構造ではありません。

風景などのネイチャー系の被写体では、少なからず過酷な条件下での撮影を強いられる為、X-T3に大きな利点がありそうです。

当店でも、前世代のX-T2とX-T20のどちらを選択するかの要因として、防塵防滴を挙げるお客様が少なからずいらっしゃいました。

動画

X-T30は、動画撮影時の画質に大きな影響を与える、転送ビットレートについて、ミドルグレードの機種としては画期的な最大200Mbpsの高ビットレートを達成しています(通常の一眼デジタルは50Mbps程度)。

これは、1世代前の上位機種X-T2よりも高画質という事で、記録サイズもDCI4Kに対応しており、動画のトレンドをしっかり押さえたスペックとなっています。又、F-Logモードでの撮影にも可能で、先ほどのETERNAと併せて、FUJIFILMの動画に対する本気さが伺えます。

しかしX-T3では可能な、4:2:0 10bitでのカメラ内記録や、最新のコーデックH.265(HEVC)には対応しておらず、X-T3との差別化が図られています。

まとめ

今までどおり、上位機種「X-T3」のダウングレードモデルとして良くまとまっていると思います。

上位機種から省かれたり、グレードダウンしている箇所も、妥当だと思います。何より、X-T3から引き継がれた部分「X-Trans™ CMOS 4」「8方向レバー」「ETERNA モード」の3つは、FUJIFILMのミラーレス一眼の魅力が詰まった部分で、このカメラのコストパフォーマンスを大幅に上げていると感じます。

併せて、X-T2以降、Xシリーズが力を入れている「動画」の要素も、高ビットレートでの記録を筆頭に、より魅力的になっています。

風景写真の大家、前田真三先生も晩年、ハイビジョンで風景の動画撮影に力を入れていたと聞いています。風景写真のような、一見動画の被写体として見られない被写体を、FUJIFILMの高精細で安定したフイルムシミュレーションを使って撮影してみるのは、面白い試みかもしれません。

意外と、写真と動画の垣根を取り払うメーカーは、かつてのフイルムメーカーなのかもしれません。

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