こんばんは!担当:Kです。

先日より店頭展示をスタートした Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF をテストしました。

昨年の発売以降、ずっと品薄で実物をなかなか手に出来なかったレンズなので、待望のテスト撮影です。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF 商品写真

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF E-mount 新品予約ページ

焦点距離40mmのやや広角気味の軽量な標準レンズです。大きさは標準レンズとしては小さくはないですが、重量は361gと、最近の高性能な標準レンズの中では軽量な部類に入ると思います。

現時点ではSONY Eマウント用のみのラインナップですが、将来的にはNikonやCanonのミラーレス用がラインナップに加わるといいな、と期待してしまいます。

SONYの高画素機、α7RIIに装着して、テスト撮影にのぞみました。

実写テスト

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真①

SONY α7RII 1/200 f2.0 ISO100 露出補正-0.3

焦点距離40mmのレンズを使うのは、昨年SIGMAの Art40mm f1.4 を試して以来です。重量はSIGMAと比べると1/3以下と軽量ですが、開放がf2.0と一段暗くなっています。とは言え、十分に大きなボケを楽しめます。

ファインダーを覗いて最初に感じたのは、画よりも軽量故の、取り回しの良さでした。

標準レンズらしく、取り回し良くアクティブにアングルを決められ、40mmという絶妙な画角は、表現する楽しさを存分に味合わせてくれそうです。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真②

SONY α7RII 1/2000 f2.0 ISO100 露出補正-1.7

ツァイスのレンズを手にすると、なんとなく「アート」な心持になるから不思議です。

冬の光は、低い角度で当たる為、陰影が浮き立ち、写真を撮るのに向いている季節だと思います。茶室の踏み石ですが、2つの石に不思議な調和がとれていて美しく感じました。

自分の影が写らないように注意しながら撮影です。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真③

SONY α7RII 1/400 f2.0 ISO100 露出補正-0.7

今回のテスト撮影は庭園で行った為「和」テイストの写真が多くなりました。

ドイツ出自のレンズで「和」を撮影するのが少し面白かったです。個人的にツァイスレンズには重い重厚な描写、というイメージがあります。あくまでイメージなんですが、レンズの持つキャラクターのイメージに引っ張られつつ撮影するのも楽しいものです。

木漏れ日の中に咲く椿の花の陰影を Batis 2/40 CF が美しく描写してくれました。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真④

SONY α7RII 1/400 f2.0 ISO100 露出補正±0

冬の弱弱しい光を浴びて、梅の花が一輪だけ咲いていました。

昔はツァイスのレンズ(特にT*コーティングのレンズ)は赤色の抜けがいいと言われていましたが、繊細な梅の花の色が上手く再現出来ました。

解像感を見る為に拡大してみます。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真④拡大

梅の花の雄しべの形や丸みが非常にシャープに、豊かな立体感で写し取られています。

テストカメラは4240万画素のSONY α7RIIですが、殆ど収差らしいものは感じられず、非常に優秀な描写性能です。

性能的に少し気になったのは、若干ですが、光線状態によってはフレアが出やすい気がしました。フードの装着は必須と言っていいでしょう。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真⑤

SONY α7RII 1/250 f2.0 ISO100 露出補正±0

太く立派な竹の幹の部分のアップですが、暗部から明部にかけてのグラデーションが美しく、竹の持つ質感が豊かに再現されていると思います。

先ほどの踏み石の写真もそうですが、物の形を正確に写したい時は、カメラを被写体に対して真正面に構えて撮りたいところです。そういった理由から、今回のテスト撮影では、50%くらいの写真を、ティルト液晶を使用し、アングルるをアイレベルでは難しい状態にして撮影しました。

ファインダーから目をはなしての撮影は、ややフォールディングが不安手になる嫌いがありますが、レンズが軽量な為、カメラを体から離しての撮影も快適に行えました。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真⑥

SONY α7RII 1/640 f2.0 ISO100 露出補正±0

40mmという焦点距離はとても使い易い画角です。

適度な広がりを持ち、遠近感も自然、f2.0なら十分なボケ感を出す事も出来、しかも Batis 2/40 CF は軽量で取り回しもいい。

SONYのフルサイズ一眼を使っていて、一本だけ持つレンズは?と聞かれたら Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF と答えるかもしれません。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真⑦

SONY α7RII 1/60 f2.0 ISO250 露出補正±0

庭園を出て、被写体を探して散歩していたら、Googleマップ上にただ「石仏」とだけ書いてある場所がありました。まだ少し時間もあり、興味をそそられたので行ってみると、確かに「石仏」がありました。

柔らかく、少し愛嬌のある表情を写し取りたくてシャッターを切りました。

日陰の低コンテラスト下での撮影ですが、さすがツァイスのレンズ、眠くなる事も無く、シャープに描写してくれました。

Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF テスト写真⑧

SONY α7RII 1/320 f2.0 ISO100 露出補正-1.0

石造りの太鼓橋に落ちた木漏れ日です。

40mmの自然な画角、トップクラスの高い描写性能、前後の大きなボケ、など、Carl Zeiss (カールツァイス) Batis 2/40 CF は「ああ、やっぱり標準レンズっていいな!」と素直に思えるレンズだと感じました。

あと2,3時間、散歩していたい気分になりました。

まとめ

単焦点レンズらしく、非常に高性能で、なおかつ軽量、使い勝手のいいレンズだと思います。

今回の撮影では、不覚にもフードの装着を忘れてしまい、若干フレアが出るケースもありましたが、フレアが有った方が写真としては面白いケースもあるので、使い方次第だと思います。

f2.0と、標準の単焦点レンズとしてはやや暗めの開放f値ですが、背景ボケは必要十分と感じました。画角と併せてとても自然な描写をするレンズです。

SONYのフルサイズミラーレス一眼用レンズとして、普段1本だけ持ってフォト散歩するレンズとして、かなりおススメです。個人的には現時点での「決定版」と言っていいくらい、いいレンズだと感じました。

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