こんばんは!担当:Kです。

SONYの独壇場だったフルサイズミラーレス一眼カメラのジャンルに「Nikon」「Canon」の2社が満を持して参入しました。

やや落ち着いてしまった感のあるデジタルカメラの市場に、新風を吹き込む意味で(暴風?(笑))お店としては嬉しい限りですが、一気に新機種が投入されてしまった為、それぞれがどんなカメラなのか、混乱してしまっているカメラファンも多いと思います。私もその一人です。

そこで、各機種の基本的なスペックを、既に現行のフルサイズミラーレスカメラとして定評のあるSONYのα7RIIIを交えて比較してみました。

2018 新製品フルサイズミラーレス 比較 写真①

比較した機種はNikonのZ6、Z7、CanonのEOS R、現行機種としてSONYのα7RIIIです。

画素数

1.Nikon Z7:4575万画素
2.SONY α7RIII:4240万画素
3.Canon EOS R:3030万画素
4.Nikon Z6:2450万画素

最も高解像度のカメラはNikonのZ7です。高画素=高画質では勿論ありませんが、大伸ばしや、トリミングを前提に写真を撮るなら、条件(明るさ、レンズ性能など)さえそろえば、Z7が最も有利になりそうです。Nikon史上最高画質の触れ込みは伊達ではありません。

最高ISO感度

次に、設定出来る最高感度(拡張や増感を除く)を見てみたいと思います。順位は設定出来る最高感度で付けました。

1.Nikon Z6:100~51200
2.Canon EOS R:100~40000
3.SONY α7RIII:100~32000
4.Nikon Z7:64~25600

通常、低照度の性能は高画素機の方が悪くなる傾向にありますが、セオリー通り「画素数」の順位が綺麗に逆になりました。

しかし、NikonのZ7に対するZ6のように、SONYにはα7RIIIに対してα7III(最高ISO感度51200)があるので、一概に比較出来ないかもしれません。又、Nikon Z7は最低ISO感度が64が有るので、大口径レンズ使用に、多少有利にはたらくかもしれません。

測距範囲

測距範囲

像面位相差でAFを行うミラーレスカメラは画面のに測距点を

1.Nikon Z7,Z6:90%
2.Canon EOS R:88×100% or 80×80%(使用レンズにより異なる)
3.SONY α7RIII68×68%

最新型のセンサーを搭載した、Canon、Nikonが、SONYを上回っています。SONYの68%でも、ほとんど画面全体だと思えましたが、Z7,6、EOS Rはその上を行きます。

測距点

1.Canon EOS R:5655点
2.Nikon Z7:493点
3.SONY α7RIII:399点(像面位相差センサーのみ)
4.Nikon Z6:273点

Canonの圧勝!ですが、こんなに沢山いらないかも(笑)

個人的には数より範囲の方が重要だと思います。

測距輝度範囲

最近、夜間の撮影が続いたので、低輝度での測距性能がちょっと気になっています。最も低輝度でのAF性能が高いのは・・・

1.EOS R:EV-6~18
2.Nikon Z6:EV-4~17
3.SONY α7RIII:EV-3~20
4.Nikon Z7:EV-1~19

Canon EOS Rの「EV-6~」は、最初カタログの誤植かと思ったくらい素晴らしい性能です!

ファインダー

ビューファインダーのドット数

全機種369万ドット

ドット数は全機種369万ドットと同じスペックです。光学ファインダーの一眼レフカメラから、ミラーレスに移行する際、ファインダーの性能は気になるところですが、各機種とも現時点での最高性能に近いファインダーを搭載してあるようです。

2018 新製品フルサイズミラーレス 比較 写真②

液晶のみならずファインダーの光学性能にもこだわりのあるNikon

ちょっと気になったのは、ファインダーのフレームレートを公開しているメーカーがSONYだけだった事です。SONYは60fps/120fpsの切り替え式です。当然フレームレートが多い方が滑らかな画を見る事が出来、SONYも60fpsは省エネの為に設定できるようになっています。

もともと見え方には定評のあるSONYのEVFですが、こういった部分を公表する事にも、ファインダーの性能に対する自信が見えます。

モニターのドット数

せっかくのミラーレスならアングルの自由度が上がるモニターを是非多用して欲しいところです。ファインダー同様、ドット数を比較すると、

1.EOS R:210万ドット
1.Nikon Z6:210万ドット
1.Nikon Z7:210万ドット
4.SONY α7RIII:140万ドット

と、SONY α7RIII以外の全機種が210万ドットの液晶モニターを採用しています。この辺りも新機種の優位性が表れていますね。

2018 新製品フルサイズミラーレス 比較 写真③

バリアングル液晶を採用するEOS R

ちなみに、モニターの稼働方式はCanon EOS Rのみバリアングル液晶で、他の3機種はティルト液晶を採用していますが、この辺りは撮影者の好みなので、優劣とは言えないと思います。

モニターのサイズ

1.Nikon Z6,Z7:3.2型
2.EOS R:3.15型
3.SONY α7RIII:3.0型

こちらもごくわずかの差で、ほぼ同じと判断していいと思います。

動画撮影時は5インチくらいの大型モニターが欲しくなりますが、カメラの大きさに直結するパーツなので、一眼デジタルでこれ以上大きなモニターが搭載される可能性は小さいでしょうね。

高速連写性能

1.SONY α7RIII:10コマ/秒(AE/AF追従)
2.Nikon Z6,Z7:5.5コマ/秒(AE/AF追従)
3.EOS R:5コマ/秒(AF追従)

比較の難しい項目でしたが、AE/AF追従で10コマ/秒を達成しているSONY α7RIIIを1位としました。

ちなみに、Nikon は1枚目にAEを固定する高速連写モードではZ7で9コマ/秒、Z6で12コマ/秒を、CanonはワンショットAFモード時には8コマ/秒の高速連写が可能です。

価格の差が素直にスピードの差となった印象です。

手振れ補正

1.SONY α7RIII は5.5段(CIPA基準準拠)
2.Nikon Z6,Z7は5段(CIPA基準準拠、Z24-70mm f/4装着時)
3.Canon EOS Rでは5段(CIPA基準準拠、RF24-105mm f4、RF35mm f1.8使用時)

Canonを除く2社はボディ内センサーシフト5軸手振れ補正を搭載。ボディ内手振れ補正では先行するSONYの効きが若干いいようです。

又、Nikon Z6,Z7は動画撮影時、カメラ内VRと画像処理でブレを軽減する電子手振れ補正機能を連携させてブレを抑制する「ハイブリットVR」機能を装備、動画撮影でもブレを抑制して撮影する事が出来るようです。

カードスロット

カードは SONY α7III だけがダブルスロット(SDカード)、他3機種はシングルスロットです。

2018 新製品フルサイズミラーレス 比較 写真④

XQDのシングルスロットは好みが分かれそう。

月並みな意見ですが、20万円を超える価格帯のカメラですので、ダブルスロットが望ましいと感じます。

使用メディアは撮影者の好みや使い方によると思いますが、最も一般的なメディアであるSDカードが使えるのが、万一のメディアトラブルの際の入手性も含めてありがたいと思います。

〇〇〇メディアとSDカードの組み合わせが、使い易いんではないかと思います。

重量

1.SONY α7RIII:657g(バッテリー、メモリ含む)
2.Canon EOS R:660gバッテリー、メモリ含む)
3.Nikon Z7,Z7:675gバッテリー、メモリ含む)

驚くほど横並びでした。

2018 新製品フルサイズミラーレス 比較 写真⑤

大きな開口部が特徴のNikon Z7 ですが、重量は驚くほど軽量。

Canon,Nikonはかなり口径の大きいマウントですので、カメラも多少大きくなり、重量も重くなるかと思いましたが、ほぼ同じ重さです。

しかし、本来はレンズも含めたシステムとしての総重量で比較すべきだと思います。各社、性能のみならず、重量や使い勝手まで含めた、高いパフォーマンスのレンズが登場するといいなと思います。

動画性能

Panasonicなどの、動画性能に振ったカメラを見慣れてしまうと、いずれもやや物足りなさを感じますが、いずれも4K対応という事で平均的な値ではないでしょうか。

SONYだけが、HLG対応、転送ビットレート100Mbpaを公開、など一歩先んじている印象です。

いずれの機種も、残念ながら動画メインの機種としては少し物足りなく感じます。

EOS MOVIEにすら、物足りなさを感じるのはプロ機に近い、Panasonicの動画性能に慣れ過ぎたせいかもしれません。

まとめ

今回は、基本的な部分だけを比較しましたが、いずれのカメラも高性能で、魅力的だと感じました。

各メーカーそれぞれ独自の技術や、得意とする機能を持っているので、そういった事が、どのメーカーを選択するかの要因になるのではないでしょうか。

又、メーカーへの思い入れも選択の動機になるかもしれません。既に一眼レフのシステムを持っているユーザーには、当初はマウントアダプターを使って、ゆっくりとミラーレスのシステムへ移行出来るメリットもあります。

個人的には、一眼レフで実績のある2社が、フルサイズミラーレス一眼カメラを製品に加えた事で、より軽快で高性能なシステムが出来てくる事に大いに期待してしまいます。

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