こんばんは!担当:Kです。

最近は、小学校の運動会が春に開催される事も多いそうです。秋に開催すると、練習が残暑厳しい時期となってしまい、熱中症の危険があるから、という事が理由のようです。

当店でもたまに、運動会で使うレンズの質問を受ける事があります。

運動会向けの焦点距離

特に多い質問は、焦点距離何ミリくらいのレンズが必要か?というものです。誰だって自分の子供を、アップで写したいですからね!私も子を持つ親として、お気持ちはよくわかります。

私の、運動会撮影の経験から言うと、使い易い機材はズバリ!

APS-Cサイズのカメラ+70-300mm

です。つまり、35mm換算で450mm程度の望遠レンズは欲しいという事です。200mmまでのズームで事足りる、と考える人もいるようですが、私は300mmまでは是非欲しいと思います。

APS-Cサイズのカメラは、画角を稼げる事は勿論、スピードを重視したカメラが多い事も選択の理由です。

本当のところを申せば、レンズは長いにこした事はありません。今は、600mmまでのズームレンズが一般的になり、野鳥撮影などに活躍しているようです。しかし!運動会の父兄が「600mm」までの巨大なレンズを振り回している姿は、ちょっと恥ずかしい・・・と感じる方も多いんではないかと思います。私もちょっと恥ずかしいです。

そんな中、70-300mmのズームレンズは、ギリギリ目立たない大きさだと思いますし、APS-Cサイズのカメラと組み合わせれば、望遠側は35mm判換算で450mmの画角をカバーできます。手振れ補正が入っているのが普通ですので、野外や明るい舞台ならブレずに撮影出来ます。

コンパクトで高性能な70-300。目立ちたくない、という意味で、白い鏡筒のCanonのLレンズは除外しました。

最近の手振れ補正は非常に性能が良く、私も子どもの撮影によく利用する、SONYのFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS など、300mm側を使って、動画撮影をしても、ガタガタと不安定な画にはならず安定した画が撮れ、重宝します。

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100-400mmの望遠ズームもおススメ

又、昨年あたりから、100-400のコンパクトなズームがレンズメーカーから相次いで発売となり、性能も良く、予算がゆるせば100-400もいいかもしれません。

欠点は、コンパクトとは言え70-300mmより一回り大きいという事です。目立たないという意味ではギリギリのラインだと思います。重さもそこそこありますので、ここからは、撮影者の気合次第、という事でしょうか(笑)

コンパクトな「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary」ですが、それでも「Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」と比較すると大柄です。

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意外と重要、AF速度

子供の動きくらい、AFの速度なんて気にしなくても大丈夫、と思うなかれ。縦横無尽に動き回る子供の撮影は、意外とAFの速度が重要になります。

AFの速度はカメラ、レンズ双方の性能によって決まります。出来る限りフォーカス性能の高いカメラが望ましいと思います。実はAPS-Cサイズのカメラをおススメするのは、同じ画角なら、フルサイズカメラと比べて焦点距離が短くなる為、被写界深度が深く、ピントが合いやすいという事もあります。

今まで使った中で、最も気持ち良く撮影出来たのは「Canon EOS7 MarkⅡ + EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」の組み合わせです。カメラが高性能なのは勿論ですが、このレンズ「ナノUSM」採用のおかげで、AFスピードが凄く速いのです!

Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 新品販売ページ

200mm、300mm、400mm 焦点距離別比較

さて、レンズの焦点距離が変わると、どのくらい写る大きさが変化するのでしょうか?

以下に200mm、300mm、400mmのレンズとAPS-Cサイズカメラ(Canon EOS7D MarkⅡ)の組み合わせで実際に撮影した実例を示しておきますので、参考にして下さい。

カメラから被写体までの距離は約50mです。運動会でも、場所取りがうまく行けば、もう少し近くから撮れるでしょう。

焦点距離200mm(35mm判換算約320mm相当)で撮影。ちょっと物足りないですね。

焦点距離300mm(35mm判換算480mm相当)で撮影。アップで録れるようになって来ました。もう一声、の部分は、カメラの高画素を活かして、少しトリミングするのも手です。

焦点距離400mm(35mm判換算640mm相当)で撮影。アップで録れるようになって来ました。

200mm(35mm換算300mm)だと、ちょっと物足りないですよね!以前であれば300mmと言ったらなかなかの望遠レンズでしたが、先に書いたとおり、最近は500mm、600mmといった超望遠レンズが随分一般的になりました。折角なら出来るだけ長い望遠レンズを使って、我が子をアップで撮りましょう!

子供は意外と小さい

上の写真は、先ほどの300mmの写真ですが子供の体格を想定した黒い囲みを入れてあります。私の身長が、だいたい172cm程、黒い囲みの長辺がだいたい130cmです。小学校低学年の子供だと、この前後くらいの身長の子が多いと思います。子供は思った以上に小さいので、やはり出来るだけ長いレンズを用意した方が良さそうです。

動画撮影のコツ

運動会の動画撮影について、編集を前提に撮るなら、例えば会場全体を撮影した「引き」と、子どものアップを撮った「寄り」、それに運動会の看板や、お弁当、白線引きのアップなどの「インサートカット」を撮っておくと、編集に変化が出て、飽きられない楽しい動画が出来ると思います。

ついついアップの画ばかりになってしまいますが、編集を意識して、会場の全景や、出し物の小物などをフィックスで撮影しておくと、マンネリにならない編集が出来ると思います。

写真と違い、編集でいくつかのカットをつなげて見せる動画は、広角と望遠、単焦点など、レンズを変えていくつかカットを撮っておくと、変化が出ていいと思います。

 

参考までに、私が運動会の動画撮影に持っていく機材はSONY α6300、E 10-18mm F4 OSS 、FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS 、SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporaryです。10-18で引きの画と、お弁当など寄りで撮れる全景を、70-300で競技中のアップ、30mmで背景をボカしてインサートカットなどを撮る布陣です。

ミラーレスカメラだとこれだけ持ってもコンパクトで助かります。

又、RODEなどの単一指向性のオンカメラマイクを装着しておくと、子供の声だけがアップで録れます。それ程高い機材ではありませし、かなりおススメです。単一指向性マイクはマイクの望遠レンズと言えるかもしれません。

※あまり遠くだとアップには録れません。しかし、例えばお弁当の最中の会話など、内蔵のマイクよりずっと会話が引き立つ録音が出来ます。

RODE マイクロフォンの「VIDEO MIC GO」は¥9,000以下で買える単一指向性マイクで、かなりおススメです。

RODEのオンカメラマイクは、ライコート社のショックマウントに乗った本格派でありながら、低価格のラインナップもあるので、初めての方には特におススメです。

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まとめ

個人的に、子供の運動会でおススメの機材はAPS-Cサイズのカメラと70-300mmです。比較的コンパクトに、かなり迫力のある画が撮れるようになります。最近の70-300は高性能なものが多いのもおススメの理由の人つです。

あとは、撮影者の気合次第で、100-400やもっと長いレンズを選択すればいいでしょう。

又、子供を撮るなら、RODEのオンカメラマイクは本当におススメです。映像だけではなく、声もアップで録りましょう!