動画の画質劣化。転送速度を知ってお悩み解決!

 

こんにちは、ウエッキーです。

以前、GH5関連のこちらの記事にて、
動画を撮るためのSDカードの選び方をご紹介しましたが。

「もうちょっと詳しく知りたーい!」とか
「CFカードの場合はどうするの??」とか
そんなお声を頂いたので、もうちょっと…?いや、やや詳しく…?

まぁ!がっつり書いてみようと思います!!

 

 

 

動画を撮るためのメディア選びは転送速度を知ること!

GH5に限らず、動画を撮るためのメディア選びは、
使うカメラの動画設定の項目にある「転送速度(Mbps)」という部分を確認することから始まります。
これはSDやCFカードなどメディアを問わず同じです!

ややこしいんですが、メーカーによっては「Mbps」という単位ではなく、
「MB/分」という単位で表記されていたり、そもそも「表記がない」メーカーもあったりするので注意が必要です。
「MB/分」という単位、「表記がない」メーカーのカメラに関しては、後ほど。

Mbpsは、メガビットパーセカンドと読みます。
つまり、秒間(パーセカンド)どれだけの情報量(メガビット)が転送されるのか、という単位です。

「このカメラで動画を撮ると、これだけの情報量が記録されるのか」というのがこの段階で分かる事です。
言い換えるならば、この情報量が常に記録できる書き込み速度を持つメディアが必要になってくるというわけです。

そこで、必要になってくる情報は、
メディア側に記載のある、「最低転送速度の保証」についてです。
動画の場合この最低転送速度が重要で、他の項目はほとんど無視して構いません。
逆に最低転送速度を無視してしまうと、画質が劣化してしまう、強いては録画が出来ないということに繋がってしまいます。

最低転送速度ってなんだろう?

 

最低転送速度とは?

まずはこちらの画像をご覧ください。

最低転送速度のアイコン

これらはSDカードに記載されているアイコンの一部です。
いずれも最低転送速度を示すためのアイコンとなります。

まず、よく耳にするクラス10ですが、
これは最低転送速度10MB/sを保証するというものです。
(スラッシュは記事にする上でややこしいので、以下p(パー)表記に統一します)

MBpsの読み方は、メガバイトパーセカンド。
先ほどのビットと違い、バイトで表記されているのがややこしいと言われる所以なのかもしれませんね…。

数学みたいなことをいいますが、
1Byte(バイト) = 8bit(ビット)
なので、10MBpsというのは80Mbpsという数字になります。

つまり、クラス10と書かれたSDカードで動画を撮るには、
カメラ側の最大転送速度がが80Mbpsよりも下である必要があります。

例えばPanasonic GHシリーズの転送速度は…

Panasonic GHシリーズの転送速度一覧表

というような感じなので、GH3の72Mbpsはクラス10のギリギリをいく数字だということがわかります。

 

クラス10以降のクラスは、UHSスピードクラスで表記されます。
UHSスピードクラスには1と3(以下U1とU3と表記)があります。

U1はクラス10とほとんど同義で、10MBpsを保証するものなので、説明を省きますが、
U3は30MBpsを保証するもので、とても重要な数字となります。
ビットに変換すると、240Mbpsという数字になります。

GH4の最大転送速度は200Mbpsなので、クラス10やU1で記録することは難しく、U3が最低条件となってくるのです。

 

ついこの前発売されたGH5、現状は最大150Mbpsなので、U3で対応することが可能ですが、
夏のファームアップで400Mbpsを実現することが既に発表されています。
その際に必要なSDカードはU3では太刀打ちできなく、その後の規格ビデオスピードクラス60・90というものになってくるのです。

 

 

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CFカードはどこを見るのか?

CFカードにも実は最低転送速度を表記している項目があります。
それは、「VPG(ビデオパフォーマンスギャランティー)」という、いわゆるカチンコマークになります。
VPGには20と65という表記がありますが、
これも先ほどのSDカードの説明と同じように、20MBps(160Mbps)、65MBps(520Mbps)を保証するというものですね。

例えば、Canon 5Dmark4という機種は最大転送速度500Mbpsですが、
これを記録するためには、VPG-65という表記があるCFカードが最低条件となります。

Canonといえば、7Dの時代は約330MB/分なんていう表記がありました。
これは秒速ではなく、分速で表記されているだけですのでMbpsに算出すると、

330÷60=5.5MBps → 5.5×8=44Mbps

というようになります。
Canon 7DはCFカード対応のカメラなので、VPG-20が最低条件、ということになりますね!

悩み解決!

 

 

転送速度の記載が無いメーカーのカメラはどうするの?

Nikon、Pentax、ちょっと前までのFujifilmやOlympusのカメラのカタログには、転送速度の記載がありません。
なので、転送速度を算出する必要があります。

①出来れば容量の少ないフォーマットされたメディアを入れる
②動画の最大記録時間を確認する
③以下の公式に数字を入れ算出する

公式は、

x=カメラの転送速度(Mbps)
y=入れたメディアの容量(GB)
z=動画の最大記録時間(秒)
x=8000y÷z

となります。

例えば、4GBのメディアを入れたとき最大記録時間が20分(1200秒)の場合、
x=(8000×4)÷1200≒27Mbps
という転送速度が答えになります。
そうするとSDカードの場合はClass10であれば動画を記録することが出来る、ということになりますね。
※厳密に言えば、Class4でも大丈夫という計算になります。

注意が必要なのは、出来る限り容量が小さいメディアを入れることです。
理由は、大半の一眼レフカメラの動画が最大30分までしか撮れないので大きな容量のSDカードを入れてしまうと、正確な値を求めるのが難しくなるためです。

ただ、これはあくまでも個人で算出したものなので、
結果的に本当の数字かどうかはわからない部分があります。
あくまでも、一つの指針として考えればいいのかな、と僕個人は思います。

 

 

余談ですが、ここまで十分な情報があると、
〇Mbpsという転送速度のカメラで動画を撮るのであれば、〇GBのメディアを入れたときに、〇分間撮ることができる。
というところまで算出することができます!

 

是非、この春、動画を始める!

なんていうお客様がいらっしゃいましたら、

適切なメディア選びをしてみてください!

 

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