f4 1/250 ISO200 +0.3

オリンパスOM-D E-M1 Mark IIの発売から約2年が経過した。
初代のOM-D E-M1は当時いわゆるフルサイズがプロ用機の全てとされる時代の2013年10月にリリース。続くOM-D E-M1 Mark IIは2016年12月に、画素数が増し、最強の防塵防滴と手振れ防止効果を搭載し、マイクロフォーサーズ規格の本格的な最上位機として満を持して登場した。

今回発売になるOM-D E-M1Xは直接の後継機ではなく、オリンパスの位置付けとしては、OM-D E-M1MarkⅡと同じプロフェッショナル機とのことらしい。

小型軽量とは一線を画すが、グリップ一体化で全体の面積が増したことにより、今まで犠牲になっていた操作系がより使いやすいレイアウト、大きさになっている。ジョイスティックも実装され、よりファインダーでの撮影に向いた作りとなった。当然是非はある。OM-D E-M1 Mark II発売時も「マイクロフォーサーズなのにデカイ。」という言葉を何度となく耳にした。
しかし、いまやマイクロフォーサーズは現代の35mm判と言ってよいだろう。理由は言うまでもない、画質だ。以前の記事でも触れたが、現代のフルサイズ機のサイズと画質は往年の中判カメラのそれに近い。写真、カメラの誕生から感材の進化による画質の向上はカメラの小型化に直結しているが、同じ事が言えるのでは無いだろうか。

フラッグシップ機がグリップ一体型になるのは歴史が教える所、デジタル時代のキヤノンやニコンを見れば分かる。しかも私の記憶ではこの2社しかグリップ一体型のデジタル一眼を作っていない。
ここに、オリンパスがグリップ一体型のカメラを作成したという意味を考えたい。フィルムのOMシリーズからオリンパスは下手に大きなカメラは作成してこなかった歴史がある。フォーサーズのE-1を始めとする一桁のシリーズは少々大きさを感じたが、縦位置グリップは別付けであった。

長々と講釈をたれたが、これが現代のマイクロフォーサーズなのだ。というメッセージと受け取った気がした。そしてそれはとても勇気の要ったリリースだと、新たなオリンパスの挑戦だと感じた。

何処のメーカーがこれからプロのユーザーの心を掴むのか。
果たしてどのフォーマットが、そしてメーカーがこれからユーザーの心をつかむのか本当に楽しみだ。

f4 1/160 ISO200 +0.3

天気が良く冬という事もあり光が真横から強くくる。右下は白飛びしてしまっているが、これだけの明暗差があり暗部がつぶれていない事を考えるとこの悪条件下で良く粘ってくれている。

f4 1/1600 ISO200 +0.3

こちらの写真は見事に黒と白を1枚に収めている。露出もあると思うが、見事なトーンだと思う。極端な露出の変化にも対応している。

f4 1/60 ISO500 -1

こういった写真は色味や陰影ボケなど様々な要素が全体の雰囲気、言ってしまえば写真の良し悪しを決める。質感表現も素晴らしい。

f4 1/25 ISO6400 -0.3

電車の一番前の車両からの撮影。足元がかなり揺れる中、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの100mm(35mm換算200mm)での撮影。雪が降る中ウエットで、暗い雰囲気の写真にしてくれた。

f4 1/60 ISO1000 -0.3

今やこの程度の夜景は手振れの心配が要らない時代になった。ノイズ処理、手振れ防止機能のレベルはどこまで上がるのだろうか。

f4 1/60 ISO6400

遠景と近景の明暗も色味もかなり見た目に忠実に再現してくれた。

f4 1/20 ISO6400

f4 1/30 ISO6400

この写真も雪のせいで明暗差が凄いがギリギリのところで雪のトーンが残っており、細かい描写を印象付けている。望遠100mm(35mm換算200mm)で撮影。

f4 1/10 ISO6400

枝葉の柔らかさ、雪と水滴をとても柔らかく写し出している。マイクロフォーサーズはその性質上、時として「硬い」と言われそれもまた正しいが…。色味も淡くとても美しい。

f4 1/50 ISO6400

f4 1/50 ISO6400 -1

線路と雪を暗い中これだけ解像してくれている。静かな、落ち着いた雰囲気もしっかりとイメージ通りだ。

f4 1/80 ISO6400 -1

マイクロフォーサーズでもという枕詞はもう要らないくらい、ここまで質感が出る。カメラがこれだけ良くなってくると最早撮り手の問題で、頑張らなければと強く思う。数日に渡ってこのカメラに触れたが、大きさや重さは後半全く気にならなかった。首から下げていても全く問題なく、起動は速いし、撮りたい時にサッと撮れるカメラだった。自分はプロではないので、耐久云々、AF性能について極限での話は出来ないが、ダークホース、マイクロフォーサーズがもしかするともしかするかもしれない。

OM-D E-M1X

OLYMPUS OM-D E-M1X
https://www.olympus-imaging.jp/product/dslr/em1x/index.html
2019年2月22日発売予定
手ぶれ補正は他社の追随を許さない最高7.5段*の補正効果を達成。縦位置・横位置で同じホールディング性重視したグリップ一体型となっている。
高速な画像処理エンジンTruePic VIIIを2基搭載し、AF、高速性、画質が大幅に向上させた。
*7.5段の手ぶれ補正における使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、焦点距離:f=100mm(35mm判換算 f=200mm)において、半押し中手ぶれ補正:OFF、フレームレート:高速、CIPA規格準拠 2軸加振時(Yaw/Pitch)

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