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第5回「Kさん、目玉焼きの音、聞いたことあります?」
K「ねーウエッキー」
ウ「なんですか?」
K「100本ノック、気づけば5ヵ月ちょっとくらい更新してないんだけど、どうなってるの?」
ウ「…」
K「…」
ウ「100本ノックはじまるよー!」
K「…」
ウ「そういえば、最近Kさん店頭で動画の接客をよくされてますよね。すごいなー!」
K「いやいや褒めてもなんもでないからね。100本ノックの更新忘れてた罪も軽くならないからね」
ウ「まぁ細かいことは水に流しましょうよ。いやでもホント、写真をメインで扱ってるお店であんな感じの接客が出来るのってすごいですよ」
K「えー?そうかなー?ウエッキー、焼肉とか好き?お寿司とかでもいいんだけどさー!」
ウ「あ、でもですね」
K「ん?」
ウ「そろそろ「このカメラは60pが撮れますよ!」とかって自信満々で言うやつ。あれ、やめません?めっちゃ恥ずかしいんで」
K「…え?どういうこと?60pって最強じゃないの?」
ウ「僕は60pほとんど使わないですよ」
フレームレートは用途に合わせて選ぶ
ウ「そもそも60pってどういうものかはKさん理解してますよね?」
K「1秒間に60枚の画が連続再生されるから滑らか!ってことでしょ?」
ウ「まぁ平たく言うとそういうことですよね。日本で採用されているフレームレートは24、30、60というのが一般的ですが、これってそれぞれに意味があるんです」
K「例えば??」
ウ「それではこの動画をご覧下さい」
K「おー!いいところだねー!」
ウ「千葉県にある鋸山に行った際に撮った記録映像ですね。これはRODE MicrophonesのVideoMic Pro Rycoteをテストするために作りました」
K「記録映像?」
ウ「個人の用途として、記録映像は【記録として残すための映像】と解釈していただければいいんじゃないかと思います」
K「じゃあ子供の運動会とか、旅先の映像とか、そういうときは60pがいいのかな?」
ウ「いいと思いますよ!動きが滑らかに見えますのでそういった用途に向きます!」
K「他にはどんなところで採用されてるの?」
ウ「んーライブ映像とかは60pのものがあったりしますかね?あとは風景を撮ったりしているフォトグラファーは60pを良く使ってますよね」
K「なるほどねーやっぱり広義で記録向きってことなんだね」
ウ「あと割と最近のカメラのFHDサイズ(1920×1080)であれば、60pが撮れないほうが珍しいです」
K「んー確かに…!」
映画館で見る映像はなんで特別に見えるの?
ウ「そういえばこの前の休日に、ムーンライトっていう映画を観に行ったんですよ」
K「映画館!いいよねースクリーン大きくてさー音も響いて!なんか特別な感じするよね!」
ウ「そうなんです!映画館は【特別な感じ】がするんです。ムーンライトめちゃくちゃ良かったですよー!ストーリーに集中できて、グッときたんですよね?」
K「そういえば映画館ってなんであんな特別に感じるんだろうね?」
ウ「その要因のひとつは24pだからでしょうね」
K「60pが最強!ってイメージからするとさ、24pって1秒間に24枚の画があるってことになるわけでしょ?なんか足らない感じ?っていう漠然とした印象があるんだけど」
ウ「おっしゃるとおりで、足らないんですよ。でもそのフレームで見る映像っていうのは記録ではない、作られたもの、作品としてみる事ができるんじゃないでしょうかね」
K「なるほど」
ウ「僕最近Panasonic GH5で撮影した自主制作映画をyoutubeにアップしたんでよかったら見てみてください。これは24pで記録しています」
K「あ、実感できた…!確かに24pってのは作品としてみる映像だと心地いい!」
ウ「おお、よかったです!なので、60pが撮れますよ!っていうのは非常に乱暴な言い方で、求めてる映像の設定として必要あるものを的確にお伝えしなくちゃいけないんです」
K「確かに!」
ウ「それじゃあ次回はそろそろ実践編といきましょうか…!二つの動画は両方とも僕が撮影してるので、どういう状況で、どんな機材を使って撮影してるのか、簡単にご説明しますね」
K「やっぱり今旬のGH5の話から聞きたいな!」
ウ「了解です!もう予め言っちゃいますけど、GH5最高です!!」
K「でた!ウエッキーのGH愛!」
ウ「また次回もお楽しみに!」
K「次回更新は早いんだよね?」
ウ「…」
K「…」
本日のまとめ
*60pは記録映像向け
*24pは作品、映画向け
*自分の撮りたいものによってフレームレートの設定は上手く利用する
次回予告!第七回「Kさん、自主制作映画って意外と大変なんですよ」
お楽しみに?。